PairはYcombinator出身のチームが作った注目のアプリなんですが、アプリのアップデートinfoをブログの情報発信のように使っていた。
大多数のアプリはこの部分に無味乾燥なアップデート項目を羅列するだけど、最近こういうやり方も増えてきた。
簡単に訳すと、”みんな、素晴らしいフィードバックありがとう。もうすぐ大きなアップデート控えてるけど、今回は小さな問題を修正するアップデートだよ。”という感じでいろいろ書いて始まって、アップデート項目を書く。
その後、”次のアップデートは2週間後にこんな感じの事をするよ”といろいろ書いて、最後に、”みんなのフィードバックは凄く感謝してるから、もっとPairをよくするために、いつでも連絡してくれよ”みたいな感じで閉めてる。
アップデート情報欄は読まない人のほうがもちろん多いけど、意外にここを読む人も結構いる。(気に入っているアプリなら、どう変わったのかなと思って読む。)
アプリ使ってくれてるユーザにメッセージを発信しようと思ったらここしかないんじゃないか。Webでブログやっててもわざわざ読む人は少数だろうし、アプリ内のどっかで読めるようにしても誰も読まないだろうし。
アプリを使ってる時に突然ポップアップ出てきて、”Hello, 最近はこうでああで、なんたらかんたら〜”とかメッセージ発信したら、大多数のユーザはぶち切れてワンスターレビューの報復を受けるだろう。
僕はPopsetとかHighlightとか、海外で話題のスタートアップが出してくるアプリはとりあえずUIとかUXとかを参考にするために落とすのですが、いろいろ盗むべきポイントが多くて面白い。
ただ、前々回のブログでも書いたけど、こういうアップデートをする予定ですとかあまりユーザに約束はしないほうがいいと思う。重要なバグで急いで治してるよとかじゃないかぎり。
ユーザの期待値をあげてしまうと、途中で方針転向してお蔵入りになったり、出来上がるまで時間がかかってしまうと、いざリリースした時に不利だ。
アップルさんのように、出来上がってリリースするまで黙っていたほうが賢いのではないかな。これはインサイドアップルという本で学んだ。