なんと、Lisgoが米国のアプリ紹介番組、iPadTodayで紹介された!この番組はオバマ大統領も、タイソンも、徹子も見てるとか。いやあ、めでたい。(52分頃に出る。実はネットテレビ) http://twit.tv/show/ipad-today/102
最近なんかアメリカでいつもより調子がいいなあと思ってたら、二日前に突然USのニュースカテゴリで28位ぐらいになったんですよ。「なんだこれは、もうちょっとでランク入ってたのにクソ!」って思って、速攻で検索しても原因が分からなかったけど、友達が紹介されてたよと教えてくれた。
僕はおかんという変わった名字のエンジェルに大学卒業まで投資を受けてるのですが、そろそろ利益だせよ、はやくマネタイズ考えろよ、金返せないなら臓器売るか?と日々鬼のようなプレッシャーに晒されているので、今度の電話役員会議ではよい報告ができますね。
そういえば先日、見知らぬ人から幸せを呼ぶ幸福の壷というのものを買ったから、その効果がすぐに出たんだと思う。この調子で、AngryBirdを抜いてUSチャートで半年ぐらい独走してくれないかな。
ちなみに、検索してる時に発見したのだけど、Wordioというアメリカのスタートアップウィークエンドで優勝したスタートアップがLisgoについて書いてくれてた。http://pascalwagner1.blogspot.com/2012/01/wordio-obstacles-pivots.html
Wordioは”Web記事を耳で聞こう”っていうまったく同じコンセプトのスタートアップらしい。(最近はe-bookに転向したみたいだ)
Wordioのページ http://mywordio.com/signup
この記事では、「スタートアップウィークエンドで優勝して、たくさんのメディアに注目されたけど、メディアの注目を受けることに気を取られて、実際の製品がしっかりとできてなかった。」とか書いてる。
“製品を待ち望んでる人達から「いつ頃できるの?今どんな感じ?」と言った問い合わせがよくきてたのだけど、まだまだアイデアを熟成させる段階が続いている。”と言ってて、注目を浴びる事のツラさもあるみたいだ。
TwitterやFacebookで注目されるたびに、実際よりも、周りからは順調に進んでいるように取られてしまったらしい。
その中で、「似たようなアイデアの製品はたくさんあるけど、その中でもLisgoというスタートアップの製品開発のアプローチが好きで、実際に製品も一週間に何回か使っている。」と書いてくれている。
なぜかLisgoが会社として認識されているところに、若干の誤解がある。
凄く気持ちがわかると思った部分が、「このアイデアこそが次世代のコンテンツ消費の新しい形になると僕たちは思ってたけど、最初のリリースに出来のよいものを作る事を気にしすぎた。Lisgoのように頻繁にアップデートするアプリもあるが、自分たちのスタイルには合わないと思ったんだ。」という部分。
実際、早くリリースしてフィードバック得るのが重要とは分かりつつも、Webと違ってiPhoneアプリは自動アップデートできないし、注目を浴びると、最初のリリースの印象が大きな影響を受けるのはそうなんですよね。
そして、プロダクトがない段階でユーザーインタビューしても、触ってみないとわからない部分が多すぎるし、基本的に否定的な意見や「これじゃダメだわ」っていう重要なフィードバックが想像上のプロダクトだとなかなかもらえないんですよ。プロトタイプ作るのも時間かかるけど、バランスが難しい。
テレビに紹介されるWordio
Wordioはこの後、intel主催のスタートアップイベントにベスト4まで残ったらしいけど、これの賞金がなんと100,000ドル(800万ぐらい)だった。ユーザの投票が決めてになるらしいけど、いやあ、こんなイベントがいっぱいあったら、確かに開発に集中できないな。。。
しかし、今は開発に全ての資源を投入するんだ!といって、どんどん良くなってきてるぞという実感が自分の中であったとしても、世間様からの注目がないと、周りからは「いつまでやんの?(笑)」みたいな扱いされるのもあります。この時、強靭なる精神力が求められるので、なかなかツラいとこではあります。
まあ、今回のLisgoも、一時的にはランクが上がるけど、こういうのはすぐに下がるので、ずっと使い続けられて口コミで自然と広がって実際に使い続けてくれるモノを作るよう頑張りたい。