TweetBotのメッセージと新しいTwitterAPIルールの整理




僕も愛用しているTwitterクライアント、Tweetbotがブログで「パニクるな」というメッセージを発信しています。かんたんに紹介したい。



ちなみに、僕自身Twitterの規約改正にモロ影響受けそうなアプリを作っているだけあって、規約改正を読んで、いろいろ海外のブログの説明とか読んでたところ、これはやべえどうしようと泣きながらブログ書いただけあって、最初は確かにパニックであった!


というか、勢いで書いたブログが想像以上にバズって、それのほうがビビった。なので、できるだけアップデートしようと思って、その後いろいろ新しくわかった事を元に4回ぐらい追記したりしたけど、分かりにくいと思うので、現時点の情報を整理してみる。


とりあえず、TweetBotのメッセージを黒字でかんたんに紹介。



APIコールの制限について



API認証は元からやってるからTweetbotには問題ない。


新しいAPIコールの制限はアクションごとのリミットだから、今までより逆にいい。例えば、タイムラインをたくさんリフレッシュしても、ダイレクトメッセージを送る制限には影響がない。



まあ、このAPIコールが全体の350制限から、アクションごとの制限になったのはそんなに悪くないんですよね。ここは最初からそれほど問題でない。TweetBotもそういう認識みたい。



ユーザ制限



現在のTweetBotのユーザー数はかなり大きい。現在のユーザ数の二倍まで許容されるから、現在の増加率を元にすると、数年は心配ない。


もし、ユーザー数制限に達したとしても、既存のユーザには影響はない。



この、現在の増加率から、数年は大丈夫だろうというところが重要な部分だと思う。相当数のユーザがいればいるほど、2倍になるのは時間がかかる。TweetBotは有料アプリのみだけど、無料アプリも提供しているクライアントならユーザ数もまた多いだろうし。


短期的にはTweetBotのように、すでに人気のあるクライアントアプリには有利かもしれない。なぜなら、これからクライアントアプリを作ろうとしている人にとっては、10万ユーザが制限となりそれ以上は許可が必要。


TweetBotのようなすでに10万以上ユーザがいるアプリは、現在のユーザ数の2倍になるまで許可なしでOK。


そうは言っても、TweetBotも2倍のユーザ数に達したらそれ以上はTwitterの許可を伺わないといけないし、許可の基準は現時点で不明なので、本音では嬉しくはない変更だと思う。Twitter自身が一般的なTwitterクライアントを作るのはよくないと明言してるから、新しく作る人はいなくなると思う。



Tweet表示ガイドラインの義務化



これからの6ヶ月間、Twitterの指示に従ってガイドラインに準拠するようにしたいと思う。おそらく、そんなに大きな変化はないと思うけど、詳細が分かり次第お知らせします。



短期的に既存のTwitterクライアントへの影響が出るとしたら、この表示ガイドラインなのは間違いない。ここのガイドラインの適用具合によって、どれだけ現在のTweetBotの使い勝手が変わるかが決まる。


特に、ここの部分がどう解釈されるかが気になってたところ。


(Display GuideLineから)
No other social or 3rd party actions may be attached to a Tweet.



しかし、よくよく考えるとInstapaperへリンクを保存するとかを禁止する理由はTwitterにあるんだろうか。公式アプリでもできるし。と考えると、後で読むサービスへの連携の禁止はないような気もする。


と思ってたら、PocketとかInstapaperにリンク飛ばすのはOKみたいだ!
On Twitter’s New API Guidelines and Pocket Integration



それでもつらいのう



まあ、既存の人気アプリであるTweetBotとかEchofonとかはなかなか既存ユーザ数の2倍にはならないので当分大丈夫だと思う。


それでも、今までプラットフォームを支えてきたアプリ開発者が、明確に成長のリミットを提示され、それ以上のユーザ数をカバーしたい時はTwitterの許可を受けないとダメだと言われているのはつらいと思う。


うう、毎日頑張って素晴らしいものをTwitterコミュニティーのために作って来てたのに、ここ最近は気の休まる時がなかったであろう。。プラットフォーム依存アプリの宿命とはいえ、、Twitterに名指しでBadと言われるのは悲しい。。わかる、わかるぞ!


ちなみに、昨日の記事にも追記したけど、Storifyとか、FavStarはTwitterの中の人から、OKな部類だとTwitter上で言われていた。




10万ユーザ制限の適用基準について


まあ、大多数の人は公式アプリ使ってるし、TweetBotのような既存の優れたクライアントアプリがそのまま使えれば特に気にしないと思われる。表示ガイドラインがらみは心配だけど。

一番心配しているのは、今まさに、Twitterのhome_timelineを取得するアプリを作っている人達だと思う。


だって、無料でアプリだして人気でたら10万ユーザなんてすぐに行くし、それ以上のユーザ数増加をTwitterから許可もらえるかの基準も分からない、そもそも自分のアプリは制限に入るのかどうか。



僕は、今度のLisgoでTwitterのタイムラインから記事リンクだけを集めるというものを作っていたので、普通の人にはどうでもいいんけど、僕にはもの凄く重要なことだ。なので、いろいろ頑張って調べ中。違うんじゃないかとかあったら、ぜひ教えてくださいませ。


ここで、もっともクリティカルな10万ユーザ制限について、現時点で自分がわかっている部分を整理してみる。


Twitterの文章の該当部分抜粋がこちら。こちらは全文リンク。


Additionally, if you are building a Twitter client application that is accessing the home timeline, account settings or direct messages API endpoints (typically used by traditional client applications) or are using our User Streams product, you will need our permission if your application will require more than 100,000 individual user tokens.


ポイントは、home_timelineにアクセスするTwitterクライアントアプリを作るなら、10万ユーザ以上のユーザになった時点で、Twitterの許可を受けないといけないとうところ。


まず、10万ユーザ制限を受けるのは、home_timeline、accountSettings,DirectMessagesなので、それ以外のエンドポイントを使う場合は気にしなくてよさそう。

例えば、こういうアプリはOKみたいです。




次に、今作っているのはTwitterクライアントアプリなのかどうか。そうでない場合は、home_timelineにアクセスしても、10万ユーザの制限はないようだ。ここが最も重要な部分だけど、Twitterの中の人の発言を見る限りそんな感じだ。





ここで疑問なのが、なにをTwitterクライアントとして、なにがTwitterクライアントじゃないか。例えば、News.Meみたいなアプリは適用外なのか、それともアウトなのか。凄く気になる。実際Twitterで聞いてみたけど、特に返信なし。



そのうち、もうちょっとハッキリとした事が分かるようになると思うけど、一連のTwitterの方針を参考に、Twitterがダメっていうかどうかの基準の参考になれば幸いであります。