【雑記】理想的な大学の授業システムを考えた


コモンズの感想を書いていると、勢いがついてきたので、自分が大学教授だったらどういった授業の進め方、テストのシステムにするかを考えてみた。

【理想的な大学の妄想授業システム】
1.
まず、教授が分かりやすい教科書を一冊指定。問題形式があれば、分かりやすい答えの解説が載っている本。授業に出なくても答えが分かる本。極端に言うと、本を読めば授業に出なくても大丈夫な状態にして、授業では本だけではわかりにくい部分を解説したり、質問に答えたりする形式。

2.
教授は板書ではなく、用意されたパワポを使い、何かを書いて説明したい時だけ黒板に図などを記述する。パワポなので読みやすい。授業に出なくてもネットで配布される。授業内容をビデオ録画して、数時間後にネットにアップされるのが理想。

3.
テストを3~5回ぐらいに分けて、出席点、平常点は完全になくす。授業に出なくてもテストさえよければOK。単位取得に必要な点数を常に公開して、単位取得が無理だと思ったら授業を切りやすくする。

4.
評価は絶対評価。平均点が上がるからといって、生徒同士で助け合いをしなくなる要因をなくす。相対評価でないと、順位がつけづらいかもしれないけど、そもそも単位取りやすい授業とか、取りにくい授業があり、科目選択の時点で大きなハンデがあるので別にいいんでないかと。(でも、ここが一番反論されそうなところ。)

【利点を解説】
こんな感じにすると、まず本当に興味がある人しか授業にこなくなる。出席とるかもしれないからとりあえず授業に出て、仮眠したり、内職する意味がなくなりみんなハッピーになる。結果的に大講義のクラスも少人数制になりやすい。少人数制になればなるほど密度の濃い授業になる。講義に出ない人も勉強しやすいので、結果的に生徒のためになる。

1番で書いたように、教授は教科書プラスαになる授業をしないといけないので、教授の評価が分かりやすくなる。生徒も自分で勉強できる部分は自分で進められて、深い内容の質問もできる。答えを聞くだけじゃなくなる。

2番はとにかくノートを書く時間を減らして、授業中に先生の話を聞いて理解したり、頭を使ったりする時間を増やす。復習したければネットでパワポを後からダウンロード。

3番にあるように、出席点、平常点を完全になくすのがポイント。これが少しでもあると、興味がないのに授業にでないといけなくなる。さらに、テストを複数回に分けることによって、テストの出来の偶然性も低くできるし、日頃から勉強する気になる。

4番をもっと改良して、生徒同士で助け合いをするともっとメリットになるようなシステムを作りたい。現時点では、誰かを助けると後から助けてもらうかもしれないといった評判メカニズムぐらいしかない。

とはいっても、テスト受ける時に、教えてくれた人の名前を匿名で書くというシステムを作って、書かれた人の評価に加算されるようにしても、それはそれで上手く働かなくなるかもしれない。行動経済学の本によく書いているように、人間はお金とか物理的なものが発生した時点で、他人を助けるのをしぶりはじめるらしい。やっぱり、そのままのほうがよいかも。

【総論】
こんなことを書いていると、やっぱり予備校のシステムに近いものになってしまいました。