【雑記】アメフト好きはブラインド・サイド読むべき


ブラインド・サイド アメフトがもたらした奇蹟

Blind Sideはアメフトを題材にしたマイケル・ルイスの本。洋書で読んだ後、アメフトだから日本語版は出ないかなあと思ってたらいつの間にか出ていた。さらに、映画も日本上陸している。

「幸せの隠れ場所」
タイトルからして男性にはつまらなそうな映画であります。

この本はアメフトのレフトタックルという、見えないタックルおよび、マイケルオーアという貧しい少年の見えない物語を掛けて、「ブラインド・サイド」と名付けられている。

クリスチャンの白人夫婦に養子にされた貧しかったマイケルオーアのヒューマンドラマの部分のみが映画化されているみたいです。とりあえず今度見に行きたい。

ただ、映画のイメージでこの本をスルーするスポーツファン、特にアメフトファンがいるかもしれないので、思わず筆を取った次第であります。この本が一番おもしろいのは、ヒューマンドラマの部分ではなく、アメフトの進化を扱った部分。

今まで給料も安く、特に注目されてなかったあるポジションが、戦術進化により、近年は非常に重要視されそのポジションをこなせる選手の年収も高くなっている。

相手チームのクオーターバックを破壊し、スピード、強靱さなどを兼ね備える必要があるレフトタックル。こういったアメフトの進化を科学した内容がメチャクチャおもしろい。ヒューマンドラマの部分はとりあえずおいておいて、この本はアメフト好きもスポーツ好きも絶対楽しめます。

本書の詳しい書評はこっち。

【注】
オーアはOTというオフェンスの選手という指摘をアメフトファンから教えてもらった。
なんか、クオーターバックを守る役割だからディフェンスのイメージを持ってしまっていました。