■最も重要な点は次の2点。
1. 光の道は税金を投入せず、民間で全部リスク取ってやる。
2 .IpadのSimロック解除は敵に武器を渡すことなので、できない。周波数割り当てなど、SBはDocomoに対して不利な状況の挑戦者の立場。余裕ができたら解除するかも。
1に関しては、「光の道」は採算が取れないし、無線のほうが効率がよいから税金使ってやるのは反対というのが池田信夫氏とか佐々木氏の論拠だった。税金使わずにソフトバンクがリスク取るらしいので、それならご自由にって感じだと思う。
で、採算が取れるかどうかの話も数字で議論していた。ここが結構面白くて、田舎に光なんて通しても、コンテンツがないとムダだろうっていう意見に孫さんが反論してた。
田舎こそメタル回線で赤字垂れ流し状態であり、全部光に変えるとそれだけで収益が大幅に上がると。つまり、工事費をいれてもメタル回線の維持費がなくなる利益のほうがでかいらしい。
あと、回線が速くなればコンテンツの充実も促進されると。海外でも日本でも、優れたプラットフォームを使えばよいというのが孫さんの意見。
2のSimロックに関しては、まあ一企業の戦略としてはしょうがないといえばしょうがないのかな?NTTに対してフェアに競争させろと訴えていた孫さんですが、SBは挑戦者の立場だから独占しないと勝てないと言っていました。
■感想
自分としても、一企業がリスク取ってやるなら「光の道」に反対する理由はないし、採算取れるように頑張ってほしい。Simロックに関しては、消費者の立場から独占止めてほしい。
オープンな場で活発な議論が出来る時代は素晴らしいなと感じた朝でした。