先日、渋谷クアトロまでダイアンバーチを一人で見に行ってきた。ピアノ弾きながら歌うシンガーソングライターで、キャロルキングとよく比べられる。
渋谷クアトロは最大でも500人ぐらいの小さなライブハウスで、当日は6時半開場、7時半スタート。全席スタンディング。7時10分ぐらいに行っても前のほうはそこまで詰まってなかったので、左側の前から3人ぐらいのところに陣取りました。オープニングでは、マットカーニーとかいう男のシンガーソングライターがギター一本で5曲ぐらい弾いていた。この人の一曲目はかなりよくて、「おお!」と興奮したのだけど、その後の4曲ぐらいは同じ曲に聞こえる感じでちょいとばかし単調さを感じてしまう。
30分ぐらいしてダイアンバーチ登場。左側に陣取ったので、ギターのイケメンが真っ正面。ダイアンバーチも3メートルぐらいの距離で、なおかつこちら側に向いて歌うことが多いので、目がめちゃくちゃ合う。
ダイアンバーチはひたすらケバいかっこう。なんか茶髪だった。昔から、バンパイアとかゴスロリっぽい服装が好きで、保守的な母親と宗教家の親父に隠れてそういう格好をしていたらしい。
歌声もかなり太い声で、めちゃくちゃ上手かった。バックミュージシャンもギター、ドラム、ベースに加えて、トランペットまでいて、みんなすごくいい。特にトランペットの人はコーラスでもええ声を披露してました。
とまあ、何の文句もない出来だったんですが、どうも震えるものがない。ちょっと前に同じクアトロで聞いたエミ・マイヤーのように、聴きながらトリップしちゃうぐらいの感じがまったくない。どうも満足するものがなかったわけです。チケットは6000円もしたけど、途中で帰って違うことをしようかなと本気で考えてしまった。
なんでかなあと帰宅途中に考えてみました。
Ⅰスタンディングなので疲れた(エミ・マイヤーの時はパイプ椅子)
Ⅱもともとそこまで好きじゃなかった
Ⅲ位置が左前方で、いい音で聞けなかった。
Ⅰの原因が一番でかいかなと。Ⅱはエミ・マイヤーの時も最初はそこまで好きじゃなかった。(ライブが死ぬほどよくて、本人もPVより3倍ぐらいかわいかった。)Ⅲも結構でかい気がする。やっぱり、中央で聞かないといかんなと反省。
でも、2年前ぐらいのロックフェスタでCOCCOを近めで見た時は、すごく感動した記憶があります。まあ、その時もスタンディングはもう嫌だと重々思ったわけなんですが。やっぱり、ビルボード東京みたいに、座ってゆっくり聞けるところがベストかもしれない。