【雑記】有名大学の講義が受けられるネット大学


最近、理想的な大学システムってなんだろうなとか、そもそも独学が一番効率的だからネット時代に大学なんていらないんじゃないかみたいな記事を読んでいろいろ考えていたわけです。

そんな本日、世界の有名大学のクオリティーの高い授業をネット上で受けられるサイトを発見。

「Academic Earth」とかいう名前のサイト。

タイムマガジンによる2009年ベストウェブサイトの一つにも表彰され、ビルゲイツも大注目だとか。よく調べてないけど見たところほとんどタダで観覧できる。ちらっと見たところ、かなりよさげです。ただ、大学っていうのは極端にいえば友達を作る場所というか、似たような趣味や考え方を持つ人を探す場という重要な機能があります。

というわけで、ハコだけ借りて、みんなでAcademic Earthをビデオ視聴する学校を作ればいいのではないかと(笑) 東進ハイスクールみたいな。で、一応、授業のレポートとか成績をつけたりする機能を最低限作って、学校側はひたすら生徒同士のコミュニケーションの場を作り出すしかけを作ったり。

【参考URL】
15歳の君たちに告ぐ、海外へ脱出せよ
日本の大学へ行ってはいけない理由


【IT】ブログをカスタマイズしてみた


ずっと前からやろうと思っていたブログのカスタマイズをしてみた。

この素晴らしい解説サイトを参考。
「WordPressでブログを作ったらまずやる 26項目―SEO・アクセスアップのためのカスタマイズ」

SEO対策とかプラグインとか、重要そうなものはだいたい完了。
目に見えてわかるのは

・はてぶとかソーシャルブックマークへのリンクを追加
・カテゴリのリスト化
・トラックバックリンク追加
・携帯電話対応

後は、
・SEO対策
・スパム対策
・RSSとか訪問者のstats関連

などなど。

PHPの勉強を集中して先にやって、ちょっとだけ余った時間でこちょこちょとカスタマイズ。プログラムが難しくて分からん!何が悪いかも、何が必要なのかもわからん!とかハマッてしまった状態の後に、簡単にサクサク進むことができると精神安定上、非常によろしかったです。


【雑記】全体像をつかむとなんでもよさげ


どんな分野でも勉強する時は、その分野の全体像を体系的に把握するのは重要だなと最近思うわけです。一番最初にするのはもちろんのこと、現在の自分が勉強している部分の位置情報を把握するためにも、定期的に繰り返すのがよさげだと思う。

読書でも、まず単純に楽しみのために読むか、教養のために読むかで分野が大きく分かれたりする。だいたい前者の趣味の本は小説とか物語形式で、教養の本は教科書や専門書をはじめあらゆるジャンルになります。まあ、教養のための本も知的欲求が激しい人なら楽しめるのでどちらも趣味ですとか、司馬遼太郎は楽しいし歴史の勉強になるとか突っ込みもいっぱいありますが。

例えば、教養のための本を読む場合、その分野におけるだいたいの位置づけとかを把握しているといいと思う。これは大きな本屋に行ってぐるぐる回るとわかりやすい。で、読む前に、帯とか作者のプロフィールとか、目次をじっくり読んで、その後にプロローグを読んで、最後の作者解説とか訳者解説を読むとだいたいの内容がつかめる。

ちなみに、今PHPというプログラミング言語を勉強しているわけですが、この全体像をつかむやり方がいっぱい応用できる。参考書を読む時も細かい部分はわからなくてもよいから、章ごとにどういうことを解説しているかをパラパラと読む。

で、分からない部分は当然あるので、あまり悩んでハマリすぎないように概要をつかむためと割り切って。さらにいうと、プログラミングみたいな文系の自分には小難しいものは同じような参考書を何冊か購入するとよかった。

例えば、クラスとかオブジェクト指向とかよくわからん部分の解説は、何冊か参考書を横断すると微妙に違う例えとかを使って解説しているのでなんとなく分かってきたりもする。そうすると、この本は内容が詰まっているけどその分それぞれの細かい説明が雑だなとか、こっちの本は例示とたとえがわかりやすくていいなとか、比較もできたりします。

というわけで、最初は全体像をつかむのに時間を使って、その後のつながりをだいたいイメージしてから細かい勉強をしていくとよさげ。もちろん後者の作業が一番大変で時間もかかるのですが、たまに全体像をつかむのを定期的に反復するといいなと今日は思いました。

と書いていて気づいたけど、読もうとしている本のその分野における位置づけを把握するってある程度の基礎知識がないと難しいかもしれない。。


【雑記】理想的な大学の授業システムを考えた


コモンズの感想を書いていると、勢いがついてきたので、自分が大学教授だったらどういった授業の進め方、テストのシステムにするかを考えてみた。

【理想的な大学の妄想授業システム】
1.
まず、教授が分かりやすい教科書を一冊指定。問題形式があれば、分かりやすい答えの解説が載っている本。授業に出なくても答えが分かる本。極端に言うと、本を読めば授業に出なくても大丈夫な状態にして、授業では本だけではわかりにくい部分を解説したり、質問に答えたりする形式。

2.
教授は板書ではなく、用意されたパワポを使い、何かを書いて説明したい時だけ黒板に図などを記述する。パワポなので読みやすい。授業に出なくてもネットで配布される。授業内容をビデオ録画して、数時間後にネットにアップされるのが理想。

3.
テストを3~5回ぐらいに分けて、出席点、平常点は完全になくす。授業に出なくてもテストさえよければOK。単位取得に必要な点数を常に公開して、単位取得が無理だと思ったら授業を切りやすくする。

4.
評価は絶対評価。平均点が上がるからといって、生徒同士で助け合いをしなくなる要因をなくす。相対評価でないと、順位がつけづらいかもしれないけど、そもそも単位取りやすい授業とか、取りにくい授業があり、科目選択の時点で大きなハンデがあるので別にいいんでないかと。(でも、ここが一番反論されそうなところ。)

【利点を解説】
こんな感じにすると、まず本当に興味がある人しか授業にこなくなる。出席とるかもしれないからとりあえず授業に出て、仮眠したり、内職する意味がなくなりみんなハッピーになる。結果的に大講義のクラスも少人数制になりやすい。少人数制になればなるほど密度の濃い授業になる。講義に出ない人も勉強しやすいので、結果的に生徒のためになる。

1番で書いたように、教授は教科書プラスαになる授業をしないといけないので、教授の評価が分かりやすくなる。生徒も自分で勉強できる部分は自分で進められて、深い内容の質問もできる。答えを聞くだけじゃなくなる。

2番はとにかくノートを書く時間を減らして、授業中に先生の話を聞いて理解したり、頭を使ったりする時間を増やす。復習したければネットでパワポを後からダウンロード。

3番にあるように、出席点、平常点を完全になくすのがポイント。これが少しでもあると、興味がないのに授業にでないといけなくなる。さらに、テストを複数回に分けることによって、テストの出来の偶然性も低くできるし、日頃から勉強する気になる。

4番をもっと改良して、生徒同士で助け合いをするともっとメリットになるようなシステムを作りたい。現時点では、誰かを助けると後から助けてもらうかもしれないといった評判メカニズムぐらいしかない。

とはいっても、テスト受ける時に、教えてくれた人の名前を匿名で書くというシステムを作って、書かれた人の評価に加算されるようにしても、それはそれで上手く働かなくなるかもしれない。行動経済学の本によく書いているように、人間はお金とか物理的なものが発生した時点で、他人を助けるのをしぶりはじめるらしい。やっぱり、そのままのほうがよいかも。

【総論】
こんなことを書いていると、やっぱり予備校のシステムに近いものになってしまいました。


【HP作成】トルコ料理店のサイトができた


http://www.umekun.com/saray/

大学の授業の課題として作成していたHPが完成。許可ももらったので、とりあえず公開。

HPを作るのはまったく始めてだったので、htmlとかcssを本やネットで勉強しながらタグ打ちでちょこちょこと作りました。任天堂っぽいロゴとか、写真をズームできるjavascriptとか作りながらいろいろと覚えれて満足。

クリスマス頃から作り始め、画面がぐにゃぐにゃになったり、右端にロゴを配置するだけでわけわからなかったりといろいろと苦闘が。。floatとかいうスタイルシートの使い方はいまだによくわからない。

作る前に比べれば、htmllとcssの構造がだいぶ分かってよかった。

デザインはそこそこの知識でよいので、後はひたすらPHPとかプログラミングの勉強を進めまする。


【WEB記事】新聞のネット進出


「切り込み隊長ブログ」というのをちょくちょく読んでいるのですが、そのブログ主が書いた新聞業界のネット進出に対する記事がすごくおもしろい。(ただし、かなり長い・・・)ネットに読者をとられた新聞業界がネット進出するものの、ビジネスモデルの違いから赤字を垂れ流すだけになっているようです。

一番の問題は、紙母体の新聞業界とネット業界では人件費が違いすぎるということらしい。特に面白いのが、ネット専門ならなんとか黒字化できるから完全に紙での供給を廃止した海外の新聞社の失敗事例。新聞紙を廃止することによって権威がなくなり、結果的にWEB版の購読者が大きく減って大失敗したらしい。

赤字の紙母体から、専業ならなんとか黒字にできるWEBにごっそり移行するという合理的判断を下したつもりが、結果的にWEBの読者も離れてしまうというジレンマが起こったとか。

最近読んだ、「フリー」という本でも書かれていたのですが、グーグルのCEOであるシュミットさんも新聞業界の衰退を心配しているらしい。グーグルはWEBニュースを提供したり、記事を検索出来るサービスを提供しているけれど、良質な記事はもとをたどれば新聞から引用されている。この大本がなくなれば、グーグルも検索すべき良質な記事を失ってしまうという状態。WEB業界最大手でもこのジレンマは意識していながらも、上手い解決策はまだ見つかってないといったところなんですかね。

【追記】

まったく関係ない話なんですが、リンク先の記事を読んでいる時に右側に出てくるエプソンの広告がよくない。動画形式のWEB広告で、記事を読んでいる時に右側でチカチカ画面が切り替わって最悪であります。自動的に動きだすWEB広告はサイト全体に悪影響なのではないかと。


【音楽】ダイアンバーチのLIVEに行ってきた


拷問読書

先日、渋谷クアトロまでダイアンバーチを一人で見に行ってきた。ピアノ弾きながら歌うシンガーソングライターで、キャロルキングとよく比べられる。

渋谷クアトロは最大でも500人ぐらいの小さなライブハウスで、当日は6時半開場、7時半スタート。全席スタンディング。7時10分ぐらいに行っても前のほうはそこまで詰まってなかったので、左側の前から3人ぐらいのところに陣取りました。オープニングでは、マットカーニーとかいう男のシンガーソングライターがギター一本で5曲ぐらい弾いていた。この人の一曲目はかなりよくて、「おお!」と興奮したのだけど、その後の4曲ぐらいは同じ曲に聞こえる感じでちょいとばかし単調さを感じてしまう。

30分ぐらいしてダイアンバーチ登場。左側に陣取ったので、ギターのイケメンが真っ正面。ダイアンバーチも3メートルぐらいの距離で、なおかつこちら側に向いて歌うことが多いので、目がめちゃくちゃ合う。

ダイアンバーチはひたすらケバいかっこう。なんか茶髪だった。昔から、バンパイアとかゴスロリっぽい服装が好きで、保守的な母親と宗教家の親父に隠れてそういう格好をしていたらしい。

歌声もかなり太い声で、めちゃくちゃ上手かった。バックミュージシャンもギター、ドラム、ベースに加えて、トランペットまでいて、みんなすごくいい。特にトランペットの人はコーラスでもええ声を披露してました。

とまあ、何の文句もない出来だったんですが、どうも震えるものがない。ちょっと前に同じクアトロで聞いたエミ・マイヤーのように、聴きながらトリップしちゃうぐらいの感じがまったくない。どうも満足するものがなかったわけです。チケットは6000円もしたけど、途中で帰って違うことをしようかなと本気で考えてしまった。

なんでかなあと帰宅途中に考えてみました。

Ⅰスタンディングなので疲れた(エミ・マイヤーの時はパイプ椅子)

Ⅱもともとそこまで好きじゃなかった

Ⅲ位置が左前方で、いい音で聞けなかった。

Ⅰの原因が一番でかいかなと。Ⅱはエミ・マイヤーの時も最初はそこまで好きじゃなかった。(ライブが死ぬほどよくて、本人もPVより3倍ぐらいかわいかった。)Ⅲも結構でかい気がする。やっぱり、中央で聞かないといかんなと反省。

でも、2年前ぐらいのロックフェスタでCOCCOを近めで見た時は、すごく感動した記憶があります。まあ、その時もスタンディングはもう嫌だと重々思ったわけなんですが。やっぱり、ビルボード東京みたいに、座ってゆっくり聞けるところがベストかもしれない。

拷問読書 拷問読書


【テレビ】NHK坂の上の雲


NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」がついに始まった。司馬遼太郎の最高傑作といわれる原作を今年始めに読み終わってから、まだかまだかと待ち望んでたわけであります。

NHK大河ドラマの制作費が一話で6000万かかるらしいが、この「坂の上の雲」は一話で3億はかけると聞いていた。全13話を3年かけて放映し、NHKドラマの中でも超がつくほどの力の入れよう。NHKの不祥事が騒がれる前は、総額200億円かけるとぶちまけていた。

実際はかなり制作費が縮小されてしまったらしいけど、それでも大河ドラマを超えるNHK超大作ドラマなのは間違いない。NHKは「ニホンの教養」とか、「その時歴史が動いた」とか良質なTV番組が多いのでマジで頑張ってほしいです。(受信料は払っていないけど。)

さて、一話をとりあえず見た感想なのですが、期待通りにいい!坂の上の雲は日露戦争で活躍した秋山兄弟が中心となる物語なのですが、今回はこの兄弟の幼少の頃の話。

この兄弟の家は相当貧乏で、弟の秋山真之が生まれてすぐ、両親は生活苦から寺へ出そうかと言ったが、「将来自分が豆腐ほど厚い金を稼ぐから、弟を寺へやらないでくれ」と兄貴の好古が懇願する。(相当気性の荒い男に育つ弟の真之も、大人になっても兄貴には頭が上がらない)

もうしょっぱなのこの場面で涙ちょちょ切れるほど感動なわけです。この兄弟は貧乏ながらとにかく学問がしたいという熱い思いがあり、兄貴は軍隊に入ればタダで学校に行けると騎兵隊に入る。東京に行って勉強したいと思いながら金がなくてあきらめていた弟の真之の面倒まで見るという最高の兄貴。(その分猛烈にスパルタではあるが)

時折挿入される当時の白黒写真や映像もいい。なにより、配役がぴったり。秋山好古役に阿部寛というのがこれ以上にない人選じゃないかと。映像化してくれてありがとうとTVの前でお辞儀です。小説で読んで想像していた風景が映像化しているのも興奮する。久々に続きが待ち遠しいかぎり。


【LIVE】エミマイヤーのライブに行ってきた


先日エミ・マイヤーという新人JAZZシンガーのLIVEに行ってきた。最高でした。今まで行ったすべてのLIVEの中で一番よかった。場所は渋谷クアトロ。客は200人程度でパイプイスで座って聞く形式。客層は中年層が多い。ピアノ+ウッドベース+ドラムの3ピース。特別ゲストのギタリストがたまにチャチャいれる形。声量があるのでCDよりLIVEのほうが全然いい。この人はあっという間に売れてしまうかもしれない。

CDは7曲程度しか入ってないのですが、LIVEでは新曲含めて13曲ぐらいやってた。CDに収録されていない曲のほうがいい曲多いというジレンマ!

新人だから3000円ぽっちで聞けたんですが、もう最高でしたね。最後のほうにビートルズのLet it beをピアノで弾き語りし始めたのですが、神が降臨してました。CDよりLIVEのほうがいい人っていうのは大抵声がいいんですが、その典型だなあと思った。

ちなみに、生のエミ・マイヤーは写真や動画より若くて数倍かわいい。写真だと35歳ぐらいに見えるけど、生だと22歳ぐらいに見える。あらゆる意味において、Liveでここまで違いが出る人は珍しい。