「Colorに40億円はどういうこと?」というQuoraの議論が熱い


リリースして間もないのに、次世代のモバイル写真共有サービス「Color」が約40億円の投資を受けて話題になってる。投資したのはシリコンバレーで有名なVCのセコイア。

※参考記事
「ソーシャル」概念に革命をもたらすことになるかもしれないモバイル向け写真アプリケーションのColor、大金を調達してサービス開始

「リリースしたばっかりのアプリにこの金額はどういうこと?」っていう素朴な疑問に、今もっとも熱いQ&AサイトQuoraでいろいろな人が答えてる。で、100以上のVoteを獲得したWongさんの回答が秀逸。WongさんはPayPalやFacebook出身で業界通のようだ。

※QuoraでのColor議論

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クックパッド×オーマの勉強会、オーマパッドが凄かった


昨日、「あの人検索SPYSEE」を運営しているオーマとクックパッドオーマ×クックパッド合同勉強会~ここだけの話しちゃいます~に行ってきた。こういう勉強会は初めてで、あまりに面白すぎたので久々にブログを書かずにはいられなくなったわけです。

目次
[1] みんなプレゼンが凄く上手い
[2] 一日10億PVのクックパッドを支えるインフラ
[3] 「あの人検索SPYSEE」の可能性に興奮した
[4] 「SPYSEE」運営のオーマは凄いエンジニアが集まっている
[5] クックパッド提供の料理がヘルシーなのに美味すぎ

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【NYタイムズ】なぜツイッターのウィリアムズCEOは退任したのか?


ニューヨークタイムズの10月30日の長文記事に、ツイッターのエバン・ウィリアムズがCEO職から退任して、製品開発に集中することになった経緯が載っていた。

これが凄く面白い。5ページにわたる長編記事で、無料会員登録しないと2ページ目以降は読めないのだけど、寝る時間なのに即行で登録して読み進めちゃうぐらい興味深かった。

エコノミストの動画インタビューでは、簡素なインターフェイスと機能のバランスについて語っていた部分が面白かったけど、それ意外はそこまで目新しい部分はなかったわけです。

でも、Facebookのザッカ-バーグ氏に比べ、あまり目立った言動はなかったウィリアムズ氏の人となりや考え方とかをここまで詳細に書いた文献は初めて読んだ。特に面白かった人物像の部分を紹介。超適当な直訳です。

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大学の休講をメールで通知するサービス作った


「休講メール」
http://umekun.sakura.ne.jp/qcomail/

夏休みの前半に完成していたけど、授業が始まるのでそろそろ公開。
現在、早稲田大学のオープン科目のみに使えます。

使い方は、受信先のメアドとパスワードを入力して、通知して欲しい授業のキーワードを入力するだけ。後は、放置。

例えば、「バスク語(初級) 吉田 浩美」という授業を取っていたら、「バスク語 初級 吉田」 こんな感じでキーワード入力します。

専門科目は早稲田ネットポータルというログインサイトに入らないと情報が取得できないので、残念ながら使えない!大学側が公開してくれたら簡単なんだけど、セキュリティ関係で無理みたいです。

というわけで、早稲田大学に通っている誰かモノ好きな人、試しに使ってみてください。

ここから情報を自動的に取っているけど、早くも休講決定の授業は結構あります。
http://open-waseda.jp/gakubu/call_off.php


【Webサービス】本、漫画、写真集を表紙で選べるサイトのベータ版作った


「えらぶん」 http://erabun.com/

ベータ版でデザインもできてないけど、とりあえず公開。

■なんだこのサイトは?

本とか漫画とか雑誌とか写真集の表紙をランダムに三冊ずつ表示するサービス。
好きなジャンルと発売時期を細かく指定できる。

■こんな感じで使います

・三ヶ月以内に発売した少年コミックの表紙をフンフンと眺める
・今年発売した経済書をフムフムとチェックする
・去年発売したタレント写真集をムフムフと眺める

■コンセプト

とくにお目当てのモノがないけれど、棚に並んでいる本を適当に眺めてたら新しい本に出会えるようなサービスが作りたかった。

■今後の予定

・とりあえずデザインを整える
・カテゴリをもっと細かく指定できるように
・キーワード検索に対応できるように

このサイトに対する不満、小言などがあれば、ぜひツイッターで教えてください。
アカウントはumekun123。


なぜ学ぶのかを真面目に考えた


問い:何故学ぶのか? → 答え:自由になるため

このエントリを読んでちょっと考えてみた。結論から言うと、自分は「自由になりたい」と「知りたい」と欲求が人間が勉強する動力源になってると思う。

■自由を得るため→知りたいという欲求の順番

確かに勉強は自由になる手段として有効です。知識がつけばいい職につける可能性がぐっと広がるし、いい職につけばお金がたくさんもらえて人生の選択が広がって自由が広がる可能性が高い。

ただ、もともと経済的に自由なお金持ちの子供でも学問にのめり込む人は少なくない。例えば、イギリスの貴族の子供とか。最近出た成毛さんの本によると、科学とか歴史など、金融業界やIT業界に比べて換金性の低い分野ではヨーロッパ人の業績がアメリカに比べて高いらしい。

これは、アメリカ人は貧乏から一攫千金を狙う人が多いけど、ヨーロッパの金持ちの子供たちは経済的に自由があるから、あまり食えない学問分野に進むことが可能なんじゃないかという説を書いてた。

で、話を戻すと、この人達はある程度経済的な自由を手に入れているのに勉強してることになる。なんでかといえば、人間が本来持つ「知りたい」という欲求が大きな要素になってるんだろうと自分は思うわけです。最初は経済的自由を手に入れるのが重要で、その次は知的好奇心を満たすのが目的になる感じで、マズローの欲求段階説みたいなイメージです。

うむ、なるほど。。と自分で納得した後に、いやいや単純な段階説ではないのではないかと思い直してみた。

■ふたつの欲求は連動していそう

まず、経済的な自由が十分満たされて、様々な自由度が高い状態だと、「知りたい」という欲求が勉強のモチベーションとして強いと最初は考えた。でも、そもそも勉強をすることは自分の頭の中の視野を広げることになる。そうなると、これまで考えていた常識から外れた考えを手に入れることができたりする。

つまり、自分の考えを縛っている「常識」であったり、「慣習」などの考え方から自由になるために勉強をするとも考えられたりする。こうなると、経済的な自由を手に入れても、自分の頭の中を縛っている固定観念から自由になるために勉強をすると考えることもできちゃう。

さらにいうと、貧乏な状態から脱出するための手段として勉強している人でも、「知りたい」という欲求が勉強の動力源になっているはず。換金性がある目的というだけでは勉強は長続きしないから、やっぱり自分の好きな分野を誰でもやろうとするし。

というわけで、人間が学ぶ目的は「自由になること」と「知りたい」という欲求を満たすことだと思ったしだいであります。

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早稲田大学の勉強環境は世界一


まあ、実際はそんなわけないんだけど、とりあえず言い切ったほうが面白いので、タイトルを前提に理由を述べていきたいと思います。

■教授に直接質問できるオフィスアワーがある

早稲田にはオフィスアワーという制度があって、一週間に1時間ほど、決められた時間に教授に質問しにいける制度がある。その時間帯に留守の教授もいるらしいけど、一応決められた時間は教授室に自由に訪問できることになっております。

そして、自分も含め、日本の大学生は勉強しない人が多いので、大抵の教授のオフィスアワーは空いている。ここが最も重要な部分で、こういう制度をアメリカの有名大学とかでやったら、一気に予約が殺到して何ヶ月待ちみたいな状況になると思う。

教授に聞いた話によると、海外ではそもそも教授に質問する機会はなくて、TAに聞くぐらいらしい。そもそも、教授に1時間コンサルしてもらえるのを時給換算したらえらい金額になるはず。

というわけで、大学院とか目指している学生や、研究分野が決まっている学生にとっては、教授に質問しまくれる環境は天国だと思うわけです。さらに、一部の留学生を除いて熱心な学生はいないので、競争率が低い。競争率が低いってことは、ちょっと熱心なだけで、教授に気に入られる可能性が高いということだったりすると思う。さらに、ビジネススクールとか大学院もあるので仲良くなったら潜らせてもらえるかもしれない。

うーむ、素晴らしい。自分ももっとこの制度を使うべきだと改めて思った。今度、いろいろなWEBサービスのアイデアを嫌がらせのようにいろいろな教授に意見を聞きにいってみようか。しかし、自分は大学から歩いて7分の距離に住んでいるのに、めんどくさくてあまりこの制度を使ったことがない。

■マンモス大学でいろいろな設備が整っている

まず、図書館が日本一の蔵書を誇るらしい。さらに、ジムも年間2千円で使い放題。民間の価格と比べたら超絶安い。さらに、なんか学生起業とかを応援しているらしく、早稲田生専用のビジコンがあって、優勝したら100万もらえる。

普通、民間のビジコンで賞金もらおうとしたらすごい競争率だと思うけど、早稲田生限定だったらこれはおいしすぎると思う。そういうことを、関係者に聞いてみたら、「そうなんですよ!」と言ってた。あと、インキュベーションセンターとかいう施設もあって、ここでは中小企業診断士とか持っている人がビジネスのアイデアを無料で相談に乗ってくれたりする。これも、学生じゃないと結構値段がかかるんじゃないでしょか。

さらに、早稲田の生徒数は日大に続いて全国2位。大学院含めて5万人以上いる。そういうわけで、大学向けのサービスやら雑誌やら作ると潜在顧客が相当数見込めることになる。一応、世間では有名大学となっているので、企業からの広告も取りやすい。

普通、なんかサービス作ろうとする時、セグメントを絞らないといけないんですけど、大学って最初から絞られてるし、自分が専門家だし、他の人たちは参入しにくいので最高の環境だと思うんですよ。フェイスブックとかも大学からできたし。そういう時に、そこそこ有名でなにより生徒数が多いっていうのはかなりいいと思う。

ついでにいえば、奨学金の充実度も日本トップレベルらしい。お金持ちの生徒が多いので、ちょい貧乏な家庭でも結構もらえる。

というわけで、いろいろとよい部分を述べてみましたが、肝心の授業にまったく行っていないので、本当のところはよくわかりません。

学歴の耐えられない軽さ やばくないか、その大学、その会社、その常識


現役の偉大なキチガイ、水木しげるを研究することにした


■偉大なキチガイたち

僕は偉大なキチガイを研究するのが好きです。外人でいえば、エジソンとかジョブスとか最高です。さらに、最近読んだ”スノーボール”という本でバフェットも正真正銘のキチガイだということが再認識されました。

上であげたのはビジネスに関係する人ばかりですが、本当にキチガイがいるのは小説家とかそういう芸術分野です。ドストエフスキーとか志賀直哉とか本当にどうしようもない奴らばっかりっていうのが”大作家ろくでなし列伝”っていう本を読めばよくわかります。

天才は何をしても許されるのでしょうか。いや、お金を儲けてなかったら世間はそうそう甘くはないと思いますが、どうでしょうか。

■現存する偉大な日本のキチガイ 団鬼六

現存する偉大なキチガイ、さらに日本国に在住している人で思い浮かぶのがSM小説家の団鬼六先生です。この人のキチガイっぷりは”快楽なくして何が人生”といういっちゃってるタイトルの本の目次をちらりと読めだけですぐに分かります。

延滞期の夫婦はパートナーをスワッピングし、嫉妬心を作り出した方が逆に愛情が深まるとか書いてます。常識にとらわれない発想を持つ天才。。というか偉大なキチガイです。そもそもこの人は小学校の教師をしていた時に生徒に自習させておいて、自分はSM小説を生徒の前で書いていたという離れ業をこなしています。

■不老不死の偉大なキチガイ 水木しげる

僕の友達で水木しげるマニアがいるのですが、この人の破天荒っぷりは前々から聞いていました。戦地で片腕なくしてマラリアで死にかけた状態を経験しているからか、人生観が半端ないらしい。”戦争はいけません、腹が減るから”とか有名ですが、水木先生の名言は数知れないらしい。

現在、”ゲゲゲの女房”っていうのが朝ドラでやっていますが、かなり面白いらしいです。僕のオカンも絶賛していました。新婚旅行で自分の好きな墓場に連れて行くとか最高です。

というわけで、衝動的に”ゲゲゲの女房”っていう本を注文してみた。文筆力は未知数だけど、何十年も一緒に連れ添った人というのは、どんな密着取材をウリにしているジャーナリストよりはるかに細かい部分を書けるはずだと思うわけです。

※キチガイという言葉は放送禁止用語らしいのですが、こんな誰も読んでないブログで使っても誰も気にしないでしょう。そもそも、テレビじゃないのでくだらない言葉狩りには負けません。そもそも、僕が使う場合はたいていほめ言葉で使います。でも、圧力とかあったらメンドクサイのですぐ訂正します。


W杯モードに入るため、本を買ってきました


最近、髪の毛が伸びてきて「浮浪者みたい」と言われたので池袋まで散髪しに行きました。
そして、その帰りにふらりとジュンク堂によると、サッカー関連の本がどっさり置かれたコーナーが目にとまりました。
W杯前によさそうな本あるかなあと思って眺めていると、予想以上に面白そうな本がたくさん。

20冊ぐらい置いてあった本の数々から、特に面白そうなのを厳選して買ってきた。

経済学者が書いた「なぜイングランドは負けるか」の日本語版。
サッカー戦術の本で最新の日本代表をサンプルにわかりやすさそうな本。
FCバルセロナの経営やサッカービジネス全般の本。
ブラジル代表のメンタリティーを解説した本。

結構バランスよく選べたと思うので、しっかりとW杯にそなえたいと思うしだいであります。


「光の道」に関する、孫正義さんと佐々木さんの対談を簡潔にまとめてみる。


光の道についての対談のテキストを読んだ

■最も重要な点は次の2点。

1. 光の道は税金を投入せず、民間で全部リスク取ってやる。
2 .IpadのSimロック解除は敵に武器を渡すことなので、できない。周波数割り当てなど、SBはDocomoに対して不利な状況の挑戦者の立場。余裕ができたら解除するかも。

1に関しては、「光の道」は採算が取れないし、無線のほうが効率がよいから税金使ってやるのは反対というのが池田信夫氏とか佐々木氏の論拠だった。税金使わずにソフトバンクがリスク取るらしいので、それならご自由にって感じだと思う。

で、採算が取れるかどうかの話も数字で議論していた。ここが結構面白くて、田舎に光なんて通しても、コンテンツがないとムダだろうっていう意見に孫さんが反論してた。

田舎こそメタル回線で赤字垂れ流し状態であり、全部光に変えるとそれだけで収益が大幅に上がると。つまり、工事費をいれてもメタル回線の維持費がなくなる利益のほうがでかいらしい。

あと、回線が速くなればコンテンツの充実も促進されると。海外でも日本でも、優れたプラットフォームを使えばよいというのが孫さんの意見。

2のSimロックに関しては、まあ一企業の戦略としてはしょうがないといえばしょうがないのかな?NTTに対してフェアに競争させろと訴えていた孫さんですが、SBは挑戦者の立場だから独占しないと勝てないと言っていました。

■感想

自分としても、一企業がリスク取ってやるなら「光の道」に反対する理由はないし、採算取れるように頑張ってほしい。Simロックに関しては、消費者の立場から独占止めてほしい。

オープンな場で活発な議論が出来る時代は素晴らしいなと感じた朝でした。