プログラミング初心者から一年半でサービスを4つ作るまでにしたこと


ネットサービスやモバイルアプリのアイデアはあるけど、自分で作れないという人は多いと思います。アラブの大富豪の息子だったり、スーパープログラマの親友がいれば作ってもらえるかもしれませんが、うまい話はなかなかありません。

僕はアイデアばかり考えてたけど自分で作れず、分数のかけ算も怪しい超文系でしたが、
やってみると結構楽しくなったのでその経緯を書いてみます。特に、周りに詳しい人がいなくて、独学で勉強したい人に参考になるかもしれません。

こう書いてみましたが、実はブログ用の自己紹介を書いてたら長くなり、プログラミングに興味ある人に有益かもしれない内容だったので、エントリをよくある人気記事っぽくしてアップしただけであったりもします。

なので、だらだらと長い記事を読みたくない人向けに自分が有効だと思ったポイントを3つ先に書いておきます。

※自分の好きなモノを作りながら覚える(必要な部分だけその都度勉強)
※最初は参考書を10冊以上買う(必要な部分だけ比べながら読む。全部読まない)
※日本語勉強中の外国人に先生になってもらう(日本語とプログラミングのスキル交換)

また、大学に入り直して時間があったのと、英語がちょっとわかるという有利な点がありました。

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Running Leanの感想とLisgoでの実践


昨日から、Ash MauryaのRunning leanを読み始めました。だいたい3分の1ほど読んだけど、期待してた通り素晴らしい内容。非常に具体的で、スタートアップが失敗しないためのノウハウが詰め込まれています。

スティーブブランクの本や、Eric RiesのLesson Leanedを読んで、リーンスタートアップのもっと具体的な実践例を知りたいと思っていた自分にぴったりの本です。内容をいくつか紹介するとともに、Lisgoで実際にどう当てはめるかも考えてみたいと思います。

ちなみに、リーンスタートアップはスタートアップの失敗事例を繰り返さないようにし、成功確率を上げる方法。なので、結局は個々の事例に当てはめて自分で考えないといけない部分は多いけれど、知らないと損な内容がたくさん。

前回「リーンスタートアップジャパン」の集まりに行ってきましたが、シリコンバレーではどのスタートアップも絶対に知っておかないといけない基礎知識になっているみたいです。

今回は、リーンスタートアップで最初にぶち当たる壁、「最初の顧客を見つける」部分に焦点を絞ります。さらに、自分が開発してる製品にどう当てはめたかの事例を書きます。

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リーンスタートアップの実践ブログに転向


本日から拷問読書生活は拷問リーンスタートアップ生活に変わりました。

これからは、リーンスタートアップの方法論を日本語で紹介し、またLisgoというアプリを通じて実践の記録を残していきます。理由は、読書ブログより読んでくれる人が多そうだし、自分も楽しそうだと思ったからです。

リーンスタートアップとは?

スタートアップの成功確率を高めるための方法論。シリコンバレーでは数々のスタートアップが生まれては消えていっていますが、それらの失敗例や成功例を分析し、再現性のある失敗しないための仕組みづくりが共有されてます。

HerokuやDropboxなど有名スタートアップがリーンスタートアップの方法論を取り入れていますし、シリコンバレーのスタートアップはみんなこの方法論を実践しているようです。まだまだ日本語の情報は少ないので、日本語で取り上げられてない部分に絞って紹介していきます。

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「キュレーションの時代」を読んだ


成毛さんのブログで紹介されてたので、ちょっと前に購入した本「キュレーションの時代」。著者は佐々木さん。途中まで読んで止まってた。

なんか、前半は音楽の話とかビオトーブとかいうよくわからない単語が出てきたりして正直読みながら眠たくなって中断してたのです。

いや、実際はマイナーな音楽家のライブを日本で売り出す話とかも面白かったんだけど。

で、久々にちょっと続きを読んでみた。そしたら、半分すぎたぐらいから本筋のネット上のキュレーションの話が具体的に出てきて、一気に面白くなった。おお、ついにキュレーションの話題が具体的に説明されている。さらに、知ってる話題なのに、分かりやすく説明されていて、頭がくっきり整理される。これはいい!

これはもう、ネットサービスをする人なら必読ですな。自分なんか、毎日TechCrunsh読んでるし、最近はHackerNewsまで購読しちゃった(まったく読んでないけど)、自他ともに認めるそれはもうネットサービス通なわけですね。

よく、はてぶとかで読んだ内容を、あまりネット詳しくない人にしったかしたりする毎日だし。まあ、ネットで読んだ情報をしったかするのは、相手も読んでたら赤っ恥をかくので、ちょっとづつ相手が知ってるか確認しながら話を進めるという高等技術が必要なので、意外と苦労が多い。

ちょっと話が、それた。まあ、何が言いたいかと言うと、ソーシャルとか、最近のネットサービスの動向が分かってると自分で思っている人も、この本はとっても細かく整理されて書かれているので、新たな気付きが得られると思う。

ついでに、基本はネットの話なのに、著者の博識ぶりというか、美術やら音楽やら、芸能やらといろいろな話に飛んで、見事にしったかしてくれるので雑学もつくこと間違いなし。なぜか、シャガールの話とか出てきてた。

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「Colorに40億円はどういうこと?」というQuoraの議論が熱い


リリースして間もないのに、次世代のモバイル写真共有サービス「Color」が約40億円の投資を受けて話題になってる。投資したのはシリコンバレーで有名なVCのセコイア。

※参考記事
「ソーシャル」概念に革命をもたらすことになるかもしれないモバイル向け写真アプリケーションのColor、大金を調達してサービス開始

「リリースしたばっかりのアプリにこの金額はどういうこと?」っていう素朴な疑問に、今もっとも熱いQ&AサイトQuoraでいろいろな人が答えてる。で、100以上のVoteを獲得したWongさんの回答が秀逸。WongさんはPayPalやFacebook出身で業界通のようだ。

※QuoraでのColor議論

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2010年に読んだ本のベスト10


年末はアラートポンの開発に忙しくてできなかったのですが、2010年に読んで、なおかつ2010年発売だった本のランキングを書いてみます。

2009年も130冊ぐらいは読んだと思うのですが、2010年はちょっと本の選別がレベルアップした感じがして、面白い本に出会う確率が高まった気がする今日この頃。万歳。

11月中盤からは本を読む時間がなくなったけど、それまでは趣味で読みまくってたので全部で150冊ぐらいは読んだんじゃないかと思います。途中で読むのを辞めた本もカウントしてるので、こんなに多くなっています。

しかし、2009年は頑張ってブログに書評を書いてたのですが、2010年はツイッターというお手軽自己主張オナニーツールを始めたので、本を読んでもめっきりブログに書くことがなくなりました。ブログを書くのはめんどくさいので、2011年もこの傾向は続きそうです。

でも、本当に面白かった本だけはせっかくだからまとめます。主に、金融、経済、科学、WEB系の本が多いです。

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クックパッド×オーマの勉強会、オーマパッドが凄かった


昨日、「あの人検索SPYSEE」を運営しているオーマとクックパッドオーマ×クックパッド合同勉強会~ここだけの話しちゃいます~に行ってきた。こういう勉強会は初めてで、あまりに面白すぎたので久々にブログを書かずにはいられなくなったわけです。

目次
[1] みんなプレゼンが凄く上手い
[2] 一日10億PVのクックパッドを支えるインフラ
[3] 「あの人検索SPYSEE」の可能性に興奮した
[4] 「SPYSEE」運営のオーマは凄いエンジニアが集まっている
[5] クックパッド提供の料理がヘルシーなのに美味すぎ

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【NYタイムズ】なぜツイッターのウィリアムズCEOは退任したのか?


ニューヨークタイムズの10月30日の長文記事に、ツイッターのエバン・ウィリアムズがCEO職から退任して、製品開発に集中することになった経緯が載っていた。

これが凄く面白い。5ページにわたる長編記事で、無料会員登録しないと2ページ目以降は読めないのだけど、寝る時間なのに即行で登録して読み進めちゃうぐらい興味深かった。

エコノミストの動画インタビューでは、簡素なインターフェイスと機能のバランスについて語っていた部分が面白かったけど、それ意外はそこまで目新しい部分はなかったわけです。

でも、Facebookのザッカ-バーグ氏に比べ、あまり目立った言動はなかったウィリアムズ氏の人となりや考え方とかをここまで詳細に書いた文献は初めて読んだ。特に面白かった人物像の部分を紹介。超適当な直訳です。

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【書評】アイデア系最強の古典 「アイデアのつくり方」


アイデアのつくり方
40年ぐらい前に書かれた本でめちゃくちゃ薄い本。30ページぐらい。未だにアイデアの考え方の名書と言われているらしい。図書館で借りて読んでみたら、本当によかった。びっくりした。

著者はアメリカの広告業界の伝説的人物らしい。アイデア系だと広告業界の人が本当に多いですな。アイデアを売る職種だから当たり前といっちゃ当たり前なんですが。

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【洋書】The Invisible Gorilla なぜ間違うのか?


The Invisible Gorilla: And Other Ways Our Intuitions Deceive Us

2010年5月に米国で発売。英語の難しさは ★★★☆☆ ぐらい。
専門用語はそれほどでない。

  • 患者の症状が分からない医者を、自信過剰にする仕組み。
  • レイプ被害者が別人を犯人だと確証を持って告発してしまう
  • 脳トレゲームは脳の老化にまったく効果がなかった
  • シミュレーションゲームと仕事の能力は関係がなかった
  • 地図で行き道を訪ねた人が、まったく別人に変っても本人は気づかない。
  • 最初の直感は正しいのウソホント

本書は様々なヒューマンエラーを扱っています。認知科学の分野を分かりやすく書いた本として評判らしい。クーリエジャポンで紹介されたのでさっそく読んでみると、やっぱり面白かった。そのうち日本語訳も出そうな予感。

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